美味しい土鍋ご飯の炊き方

伊賀焼窯元のご飯用土鍋

長谷園 土鍋 ご飯鍋 かまどさん 三合炊 24 cm 直火 専用 黒 伊賀焼 日本製 鍋敷き & しゃもじ & レシピ 付 CT-01

 

土鍋でのご飯がおいしいことに気がついたら、土鍋そのものについても専用のいい物が欲しくなるかもしれませんね。そんな中でも注目されているのが、創業天保3年伊賀焼窯元の長谷園さんが、長い期間をかけてようやく創りあげたというご飯炊き専用の土鍋「かまどさん」でしょう。

 

伊賀は忍者の里としても有名ですが、このあたりは400万年前は琵琶湖の湖底だったのです。そのため伊賀の土の中には、その頃の植物や無機物の化石を多く含んだものとなっており、これが焼くと気泡になりやすい性質を持っています。

 

気泡があると熱を直に伝えにくくなります。これで鍋本体が熱を一時蓄えてから食材にゆっくり伝えることになり、それが料理を美味しくするといわれているのです。

 

伊賀モノで炊くと食材の芯までしっかりと温まるということで、京都の料亭などでは、伊賀の土鍋を使わないと美味しくできないという料理人も多いそうです。

 

ご飯用土鍋の形状的な特徴としては、底の直火部分が肉厚に仕上げられている点で、通常の鍋の厚さの約2.5倍もあります。これに伊賀の土の穏やかに伝える特性が加わって火の熱が急激に伝わりません。

 

おいしくご飯を炊くための言い伝えに「はじめチョロチョロ、中パッパ」という言葉がありますが、まさにこれを実現するための特性で、この土鍋でご飯を炊くと約17分かけてやっと沸騰します。更に鍋には遠赤外線効果の高い釉薬を使用していて、お米の芯まで熱が通り、最高にふっくらとした美味しいご飯が炊きあがります。